おはなし・の道

おはなし・の道
ー浜山公園通りー

デザイン:野々村 直通 物語作者:松田 順 
設置日:2011年

「歩いてもらえるまちづくり」を目標に、浜山公園通りに出雲神話をモチーフにした7体の石像が設置されています。市内中心部で交通利用量も多いことから、観光客と出雲市民双方に出雲神話に触れてほしいという思いも込められています。

台座を含めた高さは150㎝程度で、こどもの目線に合わせているそうです。

ポイント

特徴的なのが、他の像と比べて丸みを帯びた愛らしい石像のデザインです!素材の石が持つ固いイメージからは想像ができない、柔らかい表現がされています。出雲神話をより親しみやすく、分かりやすく子どもにも伝えることができます。

特に、「いなばの白うさぎ」「スセリ姫」のポーズや表情は、見る人も思わず笑顔になってしまう程、愛らしいです。

スサノオノミコト

いさましく指さすむこうは出雲の国
どこか人はいないかと
川をゆらゆら流れる2本の箸は
クシナ姫との出あいのはじまり

ヤマタノオロチ

ふらふらにお酒を飲んでよろめくオロチ
頭が八つ 尾も八つ
それはそれは大きな大蛇
村人は恐れおびえて暮らしていました
恐ろしいヤマタノオロチも、なんだか可愛く思えてくるようなそんなまあるい形です。

クシナダ姫

さんざん暴れたヤマタノオロチ
スサノオ様とクシナダ姫
力をあわせてオロチ退治
いつまでもいつまでも
しあわせに暮らしました

オオクニヌシノミコト

しあわせを
願って見守るオオクニヌシの神様
打ち出の小づち大きなふくろ
いつもにこにこ福の神
ひと・もの・ことの縁結び

ワニザメ

ごうれいで
島から島へならんでできたワニの橋
ぴょんぴょんとワニのせなかを数え
跳ぶウサギ
どちらが多いかくらべっこ
兎に仕返しをしたワニザメ、タマヒメ様に恋焦がれたワニザメ、色んなワニザメがいますね。

いなばの白うさぎ

むこうまでサメをだまして渡り赤裸せきら
ヒリヒリと痛む体を真水で洗い
がまにくるまり元通り
オオクニヌシの神様のおかげです

スセリ姫

なめさのさとで産まれたスセリ姫
スサノオノミコトを父に
母はクシナダ姫
スセリ姫はオオクニヌシの神様と
結ばれました

像の説明文は、
実物に記載されているものを
抜粋しています。